ボーイスカウト小平5団 カブ隊

東京都小平市で活動するボーイスカウト小平5団カブ隊(小学3年生〜小学校5年生まで)の活動記録です。

稲刈りだョ!全員集合 ~ 手旗にも挑戦したよ ~

はじめに

2026年9月27日(日)、小平第5団カブ隊は、恒例の稲刈りハイクに出かけました。

今回はカブ隊だけでなく、ビーバー隊、ボーイ隊との共同イベントです。参加者は総勢60名を超える大所帯となりました。

小さなビーバースカウトから、頼もしいボーイスカウトまで、年代の違う小平第5団の仲間で、秋の田んぼへ繰り出しました。

今年も稲刈りの時期がやってまいりました

集合から朝のセレモニー、稲刈りの準備まで

朝7時すぎに小川駅に集合しました。点呼をとって、すぐに出発します。8時半に武蔵五日市駅に着くと、出発準備を整え、6月に田植えをしたあの田んぼまで舗装路を歩いて向かいました。

田んぼ近くの古民家に到着後、朝のセレモニーを行いました。その後は作業着に着替え、田んぼまで移動しました。

黄金色に色づく田んぼの周りを、30名を超えるカブスカウトとビーバースカウトが取り囲み、準備は万端です。

お世話になっている田んぼの会の林さんからは、「今年は雨が多く降ったこともあり、稲の生育は昨年よりも良い。」というお話がありました。

また、作業前にはリーダーから鎌の扱いについて注意がありました。鎌は便利な道具ですが、使い方を間違えるとけがにつながります。周りの人との距離、稲を持つ手の位置などを、みんなで確認してから作業に入りました。

いよいよ稲刈り、自然に生まれたチームワーク

この日の天候は曇り。前日まで強い雨が降っていたため、田んぼはかなりぬかるんでいました。足を入れるとずぶっと沈み、歩くだけでもなかなか大変です。

足を取られてバランスを崩しそうになったり、長靴や靴下が泥に持っていかれそうになったりする場面もありました。

今年は稲の生育が良いという言葉のとおり、稲束はずっしりと重く、刈るのも運ぶのもひと仕事。実りの多さを、手と足と全身で感じる活動になりました。

作業が進むうちに、スカウトたちは自然と役割を分担するようになりました。

稲を刈る人、刈った稲を田の脇まで運ぶ人、脇で稲を束ねる人。最初から細かく決めていたわけではありませんが、作業の流れの中で、いつの間にかグループに分かれていました。

誰かが刈った稲を、別の誰かが運ぶ。運ばれてきた稲を、また別の誰かが束ねる。自分だけで完結する作業ではなく、前の人の作業を受け取り、次の人につなげていきます。

稲刈りの途中で、生き物さがしに夢中になったり、別のことを始めたりするスカウトもいました。田んぼにはいろいろな生き物がいて、興味が広がるのも自然なことです。ただ、この日の大切な活動は稲刈りです。リーダーから声をかけられ、ふたたび作業に戻りました。

田んぼの中での作業は大変でしたが、自然なチームワークや、最後までやり抜く姿勢が見られたことは、今回の大きな収穫の一つでした。

稲刈り後は、ボーイ隊が用意してくれた水桶や携帯シャワーを使って、田んぼの泥を落とします。手、足、下半身、頑張ったスカウトほど泥だらけです。髪の毛まで泥がついていたスカウトもいました。

足場が良くないですが、踏ん張って作業します

運ぶ人、束ねる人
稲束がずっしり。うれしい重さです
用水路で泥落とし。靴下を何度絞っても茶色い水が出てきます

ボーイ隊が用意する泥落とし場にも、泥まみれのスカウトが

はざ掛け、昼食、そして武蔵五日市駅へ

泥を落としたあとは、古民家に戻り、刈った稲をはざ掛けしました。

はざ掛けは、刈り取った稲を乾かすための大切な作業です。ただ刈って終わりではなく、お米になるまでには、まだいくつもの手間がかかります。スカウトたちは、重い稲の束をバケツリレーで運び、隙間のないように掛けていきました。

カブ隊のやり残しの作業をボーイ隊が完成させてくれたり、捕まえたイモムシをビーバー隊のリーダーが図鑑で調べてくれたり、団で一緒に活動するありがたさをいろいろなところで感じました。

作業を終えたあとは、着替えをして昼食です。頑張った後のカブ弁は、いつも以上においしく感じたのではないでしょうか。

昼食後は、武蔵五日市駅へ移動しました。田んぼと駅の行き帰りでは、カブスカウトが幼いビーバースカウトの手を引いて歩く場面もありました。自分のことだけでなく、小さな仲間のことも気にかける姿に、カブスカウトらしい成長を感じました。

エッホ、エッホ、エッホ、エッホ

バケツリレーで、稲架に運びます

ケムシ・イモムシのポケット図鑑があるとは知りませんでした

みんなで、はいチーズ!

自然とビーバースカウトのお世話をするカブスカウト

高架下で手旗の練習、終わりのセレモニー

武蔵五日市駅の近くまで戻ったあとは、線路の高架下で手旗の練習を行いました。

まず副長から、手旗の14種類の基本ポーズを教わりました。赤と白の旗を持ち、腕の角度や姿勢を確認しながら、一つずつ基本を覚えていきます。簡単そうに見えても、左右をきっちり覚えるのは簡単ではありません。

基本ポーズを練習したあとは、組ごとに数字を出題するクイズに挑戦しました。出題する側は、相手に伝わるように正確に手旗信号を出します。答える側は、よく見て、組の仲間と相談しながら読み取ります。

手旗は、声を使わずに情報を伝える方法です。基本ポーズを覚え、相手に伝わるように出すこと、相手の動きをよく見ること、組で考えること。短い時間でしたが、通信の基本とチームワークを楽しく学ぶことができました。

その後、武蔵五日市駅から電車に乗り、鷹の台駅まで移動しました。いつものじゃぶじゃぶ池で終わりのセレモニーをしました。

ビーバースカウトのお世話を頑張ったスカウト、手旗を頑張って覚えたスカウト、そして稲刈り殊勲賞の2名が表彰されました。

これが「1」かぁ・・・

なんの数字か、わかるよね?

おわりに

ぬかるんだ田んぼで、重い稲を刈り、運び、束ね、掛ける。大変な作業でしたが、ビーバー隊、カブ隊、ボーイ隊が一緒に充実した一日を過ごせました。スマホ時代に生まれたカブスカウトたちが、手旗という昔ながらの通信手段に触れたのも、よい経験だったと思います。

9月のカブ隊は、釣りに稲刈りにと、実りの秋、食欲の秋を満喫するプログラムでした。10月、11月と、さらにスカウトにとって刺激的なプログラムが待っています。引き続き頑張っていきましょう!

カエルもびっくり、スカウトの頑張り

ちなみに、そのころ育成会は・・・

稲刈りのある週末は、小平神明宮のお祭りがありました。育成会のみなさんが出店を出し、フランクフルトやかき氷を販売しました。利益はスカウトの活動資金となります。

雨の中、ありがとうございました。

はじめてのハゼ釣り ― 釣って、さばいて、いただきます

はじめに

2026年9月13日(日)、小平5団カブ隊の25人のスカウトとリーダー、同行した家族を合わせた総勢40人で、ハゼ釣りに挑戦しました。

以前から「釣りをしてみたい」というスカウトの根強い要望がありました。しかし、30人近いスカウトが一斉に釣りをするとなると、場所選びや安全管理など、なかなか簡単ではありません。

そんな折、ご近所の西東京2団のリーダーから、釣りを楽しめる場所についてアドバイスをいただきました。「なるほど、小平5団でも真似できるかも」というわけで、念願の釣りを実施します。

もちろん、釣るだけではありません。自分たちで釣った魚を、調理して食べるところまでが今回の活動です。

まずは事前に釣りの勉強

本番に先立つ8月30日の隊集会では、海に住む魚、川や湖に住む魚について、みんなで考えました。釣り竿や仕掛けの扱い方についても講習を行いました。

特に注意したのが、釣り針の扱いです。小さくても鋭い針を使うため、仕掛けを自分で持つことを強調しました。

餌には、生きたイソメとボイルホタテの2種類を用意するのですが、スカウトには「おすすめはイソメ」と伝えました。「生きているものを餌にして魚を釣る」ことから、普段は意識しない食物連鎖に触れて欲しかったからです。

そして最後に、リーダーから集合時間が発表されました。

なんと、朝6時。

ハゼが活発に餌を食べる時間から逆算して決めた時間ですが、これまでの活動で最も早い集合時間に、スカウトたちからは悲鳴が上がりました。一方で 、「釣りが楽しみだから早起きは気にならない」という頼もしいスカウトも少なくなかったです。

釣りが本当にできるかどうかは、当日の天気や温度、風、潮などの状況次第です。前日に、リーダーが最終下見をして安全を確認し、実施を決めました。

「ハゼはどこに住んでると思う?」と問いかけるリーダー

朝6時の花小金井駅から、8時の釣り開始まで

いよいよ9月13日。

朝6時、花小金井駅にはすべてのスカウトが時間どおりに集合しました。さすがに眠そうな顔もちらほら見えます。

電車を乗り継いで妙典駅へ向かい、そこから徒歩で江戸川の河川敷へ。河川敷の公園にタープを張り、簡易の炊事場、荷物置き場も準備しました。

公園で朝のセレモニーと準備を済ませたら、いよいよ江戸川の桟橋へ向かいます。

1人1本ずつ釣り竿を受け取り、組ごとにイソメの入った箱とバケツを持って、釣り桟橋に入場しました。

今回お世話になった、たかはし遊船さんの桟橋は大賑わい。あちらこちらに釣り人がいます。

そこで桟橋の先にボートを2隻係留していただき、スカウトたちは主にそのボートの上から釣りをしました。

この日の天気は曇り。無風、気温は20度ほど。初めて釣りをするスカウトにとって、ありがたい環境でした。

いつもは賑わう駅も、5時台はこの静けさ

江戸川河川敷の公園で朝のセレモニー

先客で賑わう桟橋。右に見えるのは東西線の線路です

苦手を乗り越えて、人生初めての一匹

午前8時、いよいよ釣り開始です。

針に餌をつけ、川底まで落とす。アタリがあったら竿を上げ、魚を取り込む。

文章にすると、それだけのことです。

ところが実際には、慣れない釣り道具、狭くて少し揺れる足場、そして「早く釣りたい!」という気持ちが先走るカブスカウトたち。

現場はたちまち大騒ぎになりました。

リーダーたちも、針に餌をつけるのを手伝ったり、仕掛けを直したりと大忙しです。

そんな中、たかはし遊船のスタッフの皆さんが率先して、スカウトに釣り方を教えてくださいました。頼もしかったです。

やがて、あるスカウトの竿先がブルブルッと震えました。

竿を上げてみると、良いサイズのハゼ!

人生で初めて、自分の手で釣り上げた魚です。

釣れたハゼは、スケールの付いた観察水槽に入れて、一緒に写真を撮りました。今回の「魚拓」代わりです。

イソメへの反応もさまざまでした。

最初は手袋越しでも恐る恐る触っていたスカウトが、釣りの終わり頃には、素手でイソメをつまみ、自分で針につけていました。

カブスカウトたちの柔軟さには驚かされます。

釣り開始です

イソメに挑戦するスカウト。最初は抵抗あります

全員がハゼを釣った!

この日は、決して魚の活性が高い日ではなかったようです。なかなかアタリが来ない時間もありました。

それでもスカウトたちは、粘り強く竿を出し続けます。

やがて、あちらこちらから、

「釣れた!」

という声が聞こえるようになりました。

そして最終的には、参加したスカウト全員がハゼを釣ることができました。

最も多く釣ったスカウトは5匹。

全員の釣果を合わせると、約70匹になりました。

釣れたハゼは観察水槽に入れ、写真を撮ったりしました。みんな嬉しそう!

全てが順調だったわけではありません。

同行リーダーはいつも以上に気をつけて見守りましたが、それでも釣り針を自分の指に刺してしまったり、桟橋から足を踏み外したりする思わぬトラブルありました。

大きな事故にはなりませんでしたが、釣りには、普段とは異なる危険があります。

事前講習の内容や現場での安全管理など、今回の経験を次回以降に生かしていきたいと思います。

釣りは午前10時で終了。

実際に竿を出した時間は2時間弱でした。

1人黙々と餌をつける

釣りをとても楽しみにしてくれていたスカウト。釣れたね!

2人の針に同時に食いついたハゼ。まさかの共同釣果です。食いしん坊!

釣れたよ! その1

釣れたよ! その2

釣れたよ その3

釣ったハゼを唐揚げに

釣りを終えたら公園に戻り、今度は調理です。

自分たちで釣った約70匹に加えて、桟橋の常連さんから、なんと150匹ほどのハゼをいただきました。

まず、リーダーからハゼの頭を落とし、内臓を取り出す方法を教わります。

「生きている魚は触りたくない」

「頭を落とすのはかわいそう」

そう感じるスカウトもいました。

全員ではありませんが、多くのスカウトが自分でハゼをさばくことに挑戦しました。

さばいたハゼを水洗いし、唐揚げ粉をまぶして油へ。

揚げ物をすること自体、スカウトにとっては新鮮な経験だったかもしれません。

自分たちの目の前で泳いでいた魚が、揚げたての唐揚げになりました。不思議な経験です。

スカウトは揚げたてのハゼから揚げを堪能しました。頭まで、丸ごとおいしくいただきました。

釣った魚たちの一部です

命をいただきます

2匹目からはもう慣れた手つきでした

釣りと同じくらいスリリングかもしれない、揚げ物。はねませんように!
カブ弁とハゼの唐揚げの豪華ランチタイム

帰路、そして終わりのセレモニー

唐揚げを食べ終えたら、みんなで後片付けです。

帰路につく前に集合し、この日の釣果を振り返りました。5匹を釣り上げ、この日の最多釣果となったスカウトが表彰されました。

帰りの電車では、スカウトたちはいつもの活動より少し疲れているように見えました。

朝6時集合の早起き。水面を見ながら竿を持ち、小さなアタリを待つ時間。生きた魚との直の触れ合い。

登山とはまた違う「釣りの疲れ」があったのかもしれません。

小平に戻ってからの終わりのセレモニーでは、この日の活動で特に頑張ったスカウトが表彰されました。また、今回の活動を通じて条件をクリアしたすべてのスカウトに、隊長からチャレンジ章「フィッシャーマン」が授与されました。

最後にリーダーから、今回の経験を通じて「命をいただく」ということについて考えてほしい、という話がありました。

カブ隊の竿頭、賞品の船宿ステッカーをもらう

じゃぶじゃぶ池でのセレモニー

おわりに

今回の活動では、魚を釣る技術以上に、さまざまなものに触れました。

イソメに触れること。

生きているハゼに触れること。

ハゼから針を外すこと。

ハゼをさばくこと。

そして、その命をいただくこと。

最初は怖くても、途中から平気になったスカウトもいました。

最後まで苦手だったスカウトもいました。

最初からまったく気にしないスカウトもいました。

どれも自然な反応だと思います。

釣りという活動だからこそできた、「命を扱う」経験でした。

ヒントをいただいた西東京2団のリーダー、全員が釣れるようサポートしてくださった「たかはし遊船」の皆さん、ハゼを分けてくださった桟橋の常連さん、そして早朝からスカウトを送り出してくださった保護者の皆さまに、あらためてお礼申し上げます。

次の活動も、「食欲の秋」つながりの稲刈りです。

今度は田んぼで、秋を楽しみます!

ユーモラスな顔をしているハゼ。釣れてくれてありがとう

「いただきます」と、手を合わせる意味は大きくふたつのゆえんがあるといいます。 ひとつは食事をいただけることへの感謝。 もうひとつは、命をいただくことに対する言葉。

生きたイソメをちぎって、それを針に付けてハゼを釣り、その生きている魚にナイフを入れる。 恐る恐るハゼを抑えながら調理したスカウトたちはどんな気持ちだったのか。 それを唐揚にし、美味しくいただくという貴重な活動となりました。

釣りへの親しみと同時に食を考える機会になれば、スカウト到着1時間前から40本あまりの釣りざおの仕掛けを準備した甲斐もあったかと。

 

真実はいつもひとつ ~夏キャンプ4日目~

2026年8月11日(火)、最終日。この日も見事な夏晴れです。「怪盗21面相の挑戦状」の決着をつけます。

起床~怪盗21面相エンディング

6時起床、朝のセレモニーでは担当のスカウトが国旗を掲揚。前日のスタンツで活躍した優秀スカウトが表彰されました。

朝食のあとは荷物を整理し、帰り支度をととのえます。身支度整ったスカウトは、お世話になった白かば荘のお掃除をしました。

そして迎えた怪盗21面相エンディング。白かば荘の家宝「怪魚のうろこ」を取り戻すための、最後の謎解きです。

探偵団はヒントを集めてきました。初日の夜会、2日目と3日目の朝のセレモニーには、なんと怪盗21面相その人が姿を現し、余裕たっぷりにヒントを置いていきました。おかげで、しおりのクロスワードパズルのマスは、ついにすべて埋まりました。

——ところが。

パズルは完成したのに、肝心の宝のありかが分からないのです。どう読んでも、意味のある言葉が浮かんできません。

どうやら最後の鍵は「穴開きカード」らしいことが判明します。ところが、そのカードはどこにも見当たりません。

タイムリミットは刻一刻と迫ります。謎を解けないまま、ついに閉村式の時間になってしまいました。

お世話になった宿を清掃
クロスワードは埋まったけれども・・・

消えた副長

閉村式のため、裏庭に集合したスカウトたち。ところが、ここでちょっとした異変が起こります。

副長のひとりが、どこにもいない。

「あれ、◯◯さんは?」「さっきまでいたよ」。ざわつく一同。手分けして探すと——林の中で倒れている副長が発見されました。

駆け寄るスカウトたち。副長は苦しそうに身を起こすと、途切れ途切れにこう告げました。

たったいま、この場所で怪盗21面相と鉢合わせし、激しい格闘の末、ついに穴開きカードを奪い取った、と。

手には、確かに穴開きカードが握られていました。身体を張って探偵団のために戦ってくれた副長を、みんなで労いました。

副長が倒れている現場に駆けつける探偵たち
敷地の裏で発見された副長
デンコーチに支えられる。無事で何よりです

浮かび上がった4つの言葉

さっそく、手に入れたカードをしおりのクロスワードパズルに重ねてみます。

すると、穴の向こうに文字が並び、4つの言葉が浮かび上がりました。

「スイカ」「サカナ」「アイス」「ナスビ」

……スイカ? サカナ? アイス? ナスビ?

言葉は読めたものの、それが何を意味するのか、見当がつきません。「アイスは昨日食べたけど」「西湖で採った魚のこと?」と、みんな戸惑っています。

そのときでした。ひとりのスカウトが、はっとした顔で叫びました。

「これって、全部しらかば荘の玄関にあったかも!」

——4日間、毎日通っていた、宿の玄関。そこに飾られていたぬいぐるみを、スカウトはちゃんと見ていたのです。

一同、玄関へ全力ダッシュ。そこには確かにスイカ・サカナ・アイス・ナスビの4つのぬいぐるみが並んでいました。ぬいぐるみには不自然な穴があって中に何か詰まっています。

全員が固唾をのんで見守るなか、ぬいぐるみの中から出てきたのは——

虹色に輝く、怪魚のうろこ。

4日間かけて集めたヒント、身体を張った副長、そして毎日の“何気ない景色”を見逃さなかったスカウトの観察力。すべてがそろって、ようやく「怪魚のうろこ」を取り戻しました。4枚のうろこは、隊長がご主人と女将さんのもとにお返ししました。

穴開きカードとしおりを重ねます
宝はすぐそこにあったのです

閉村式

あらためて、裏庭での閉村式。副長から閉村のお話。4日間お世話になった白かば荘のご主人・女将さんから、ご挨拶をいただきました。続いて3人の代表スカウトからのお礼の言葉と、カブ隊からの記念のネッカチーフの贈呈。国旗降納はくまスカウトが務めました。

閉村式では、スカウトの成長を感じる場面がいくつもありました。

「しらかば荘さんが大好き」と言っていたスカウトが、セレモニーのあと、宿のご主人・女将さんのところへ足を運んで、個別に感謝の気持ちを伝えていたのが印象的でした。

そして、宿の方からの嬉しいひと言も。

白かば荘さんが帰り際に、部屋の整理整頓や掃除を見て「カブ隊が来られる前よりきれいにしてもらった」とおっしゃってくださったのは、本当に嬉しかったですね。

女将さんとハイタッチして、白かば荘を出立

野鳥の森公園へ、そして終わりのセレモニー

組ごとに、樹海の遊歩道を歩いて野鳥の森公園に向かいます。

公園に着いたスカウトたちを待っていたのは、富士山。この日は一際くっきりと、堂々とした姿を見せてくれたのです。

野鳥の森公園併設の博物館の展示を見た後に、組ごとにお昼をたべました。その後、副長の進行でゲームをしました。

鹿の角でハイチーズ
指し示す方向には富士山
大きな輪を作ってゲーム
おぶってもらって、いい笑顔!

名探偵たちへの贈りもの

終わりのセレモニー。4日間のキャンプのフィナーレです。

同行してくれたローバー隊、デンコーチから講評の言葉がありました。

隊長からは嬉しいサプライズが。午前にみんなで取り戻した家宝の「怪魚のうろこ」、隊長が白かば荘のご主人に返したところ、大変感謝され、カブ隊にその宝を託したいとの言葉があったそうです。隊長がいただいた怪魚のうろこを、それぞれの組の旗に取り付けました。

セレモニーの締めくくりは、優秀組の発表です。4日間の活動——ハイクや火起こし、カレー作り、スタンツ、そして日々の生活のすべてが審査の対象でした。

選ばれたのはマグロは英語でツナ探偵団(4組)。

初日の組集会で「時間を守って弱音を吐かない」という目標を掲げた探偵団です。4日間、その言葉のとおりにやり抜きました。

個性派揃いの4組。静かにその絆が育っていたことは、この日のお昼にリーダーが耳にした会話からも伝わってきます。

お昼にみんなでご飯を食べていたとき、下期の組替えを察してか、みんなから「この組のままがいいなぁ」という話が出ました。いつもは喧嘩や揉め事も多い4組ですが、絆を感じられて、うれしくなりました。

贈られた記念品は、探偵にちなんだ携帯ルーペ。4組の探偵ペンダントのモチーフである雫と数字の4があしらわれた特注品です。名探偵にふさわしい、素敵な賞品となりました。

そして、参加したスカウト全員には、参加証のキーホルダーが手渡されました。4日間を最後までやり遂げた、名探偵の証です。

ありがとう、デンコーチ
ありがとう、ローバー隊
白かば荘からいただいた「怪魚のうろこ」。各組に授与されました
キャンプ全体の最優秀組、4組が選ばれました
4組全員がもらったルーペ。4組のペンダントの水玉があしらわれています。電池を入れると光るそう
みんなに配られたキーホルダー。真ん中に怪魚がいます

帰路と解散。「渋滞が続けばいいのに。」

セレモニーのあとは、貸し切りバスで一路小平へ。遠くから駆けつけてくれたローバー隊長とはここでお別れです。また全日程同行していただいたビーバーリーダーのみなさんともお別れしました。

バスの車内では、元気におしゃべりを続けるスカウトもいれば、疲れて眠りにつくスカウトも。

高速道路は事故で渋滞しており、小平到着が予定より1時間ほど遅くなりました。車内でそのことを聞いたスカウトの1人が「嬉しい。その分キャンプが続くってことだから。」と言っていました。名残惜しさを満載したバスは3時間ほどで小平にたどり着きました。

夕方、中央公民館で荷物をおろし、「仲良しの輪」をつくって解散。数日ぶりにスカウトを迎える保護者の目には、その姿が一回りたくましく見えたことでしょう。

スカウトもリーダーもぐっすり

さいごに

山登り、樹海ハイク、おはし作り、火起こし、洗濯、流しそうめん、カレー作り、ナイトハイク、魚とり、カヤック、SUP、営火にスタンツ、そして探偵団としての謎解き——いっぱい詰め込んだ4日間でした。

キャンプを通して、スカウトの、そしてリーダーの、21面相のようなたくさんの“顔”を見ることができました。

ここに至るまでの訓練キャンプ、事前ハイクでは悪天候に翻弄されました。その経験でスカウトとリーダーが鍛えられていたことも成功の要因と思います。

探偵団がたどりついた真実はひとつ!「カブの仲間とのキャンプは最高」ということです。

富士山とカブ隊。またみんなでここに来たいですね!

西湖リベンジのカブ隊2026夏キャンプ。 ブログに表現されているとおり素晴らしいキャンプになりました。 スカウトの真剣な眼差し、笑顔や涙、すべてが成長の糧になってくれると信じています。

また、多くの団関係者、保護者の方々、そして細部にまでこだわりと心配りを散りばめて、役割を果たしてくれたリーダに感謝します。

こんな仲間たち50名と一度しか来ない2026年の夏を共に過ごせたことを嬉しく思います。

B-Pは言った。「自分のカヌーは自分でこげ」 ~夏キャンプ3日目~

2026年8月10日(月)。夏キャンプ3日目のテーマは 「水と炎を操る探偵」。昼間は西湖で水と親しみ、夜は営火の炎を囲む、対照的な一日です。

この日は、キャンプ中でいちばんの夏空。日差しをたっぷり浴びての水プロ、そして日が落ちてからは満天の星のもとでの営火と、水と炎を存分に味わう一日になりました。

朝のセレモニーから水辺へ

6時起床、朝のセレモニーでは担当のスカウトが国旗を掲揚。カレーの味で4組が表彰されました。飯盒を黙々と洗ったうさぎスカウトなどが個人表彰されました。

この日も怪盗21面相がふらりと現れ、新たなヒントを残していきました。昨日に続く登場に、スカウトたちはもう慣れたもの。すかさずしおりを開いて、クロスワードのマスを埋めていきます。ゴールはもう目前です。

幻想的な朝もや
表彰されたスカウトたち

西湖での魚とり、一人乗りカヤックとSUP

朝食と点検を済ませたら、濡れてもよい服装に着替え、8時半に白かば荘を出発。浜へ向かいます。

午前は専門のインストラクターの指導のもと、西湖でのカヤック・SUP体験と水遊びに挑みました。

ライフジャケットをしっかり着けたら、みんなで西湖に飛び込みました。強い日差しで暑かったので、みんな水の中で気持ちよさそう。

水を怖がっていたスカウトも、リーダーや仲間と一緒なら大丈夫。勇気を出して一歩を踏み出しました。

スカウトとリーダー合わせて50人、1人くらいは水に入れない人もいるだろうと覚悟していましたが、なんと全員参加で楽しむことが出来ました。

水プロをとても怖がっていたわが子でしたが、リーダーのみなさん(とくにデンリーダー)やカブスカウトのみんなと一緒だったので、とても勇気づけられたようです。

二日目は泣いて、「気持ち悪い水プロなんて無理」と言っていたのに、帰ってきたら晴れ晴れした顔で「もう一泊できるな!」なんて生意気なことを言って、キャンプのマシンガントークが止まりませんでした。

浜に着いたら、すでにいろいろ用意されています。

カヤックやSUPをすることは当日の朝にスカウトに告げられました「まじで?やったー!」

太陽、山、湖、笑顔
丁度いい冷たさの水でした

ライフジャケットのお陰で安心です

目標30匹を大幅オーバー!魚とり

次に挑戦したのが、網を使った魚とり。西湖の浅瀬にひそむヨシノボリという小さな淡水魚が相手です。

「目標は30匹!」の号令でスタートすると、これがなかなかの大漁。石をそっとどけて網で待ち構える作戦を編み出す子、追い込み役と網役に分かれてチームを組む子——わずか15分ほどで目標をはるかに上回る数が集まりました。

捕まえた魚は水槽に移して、みんなでじっくり観察。観察を終えたあとは、もちろん全員で西湖へリリース。「またね」「元気でね」と声をかけながら、そっと湖へ帰しました。

よく見ると魚がたくさん泳いでいます
見えるのですが、捕まらないのです
獲った!
捕まえた魚をみんなで観察
サイズは大小いろいろです

いよいよカヤック

その後は、オールの使い方を陸で簡単に教わり、スカウト全員が一人乗りカヤックに乗って西湖に漕ぎ出しました。

乗ってから、安定するまで少し苦戦するスカウトもいましたが、10分もすればみんななんとなくコツを掴み、右に左に曲がれるようになっていました。

ボーイスカウトの創始者ベーデン・パウエルは、著書『ローバリング・ツウ・サクセス』の中で「自分のカヌーは自分でこげ」と説きました。

誰かに引いてもらうのではなく、流れにただ任せるのでもなく、自分の力で進む方向を決め、自分の手でこいでいこうという人生訓です。

一人乗りカヤックで水の上に出ると、その言葉の意味が実感できます。まっすぐ進むのも、向きを変えるのも、止まるのも、すべて自分次第です。

文字通り「自分のカヌーは自分でこいだ」小平5団のカブスカウトたち。そこから、何を感じたのでしょうか。

パドルを持って集合
漕ぎ出せ西湖
上手、上手!
大人もびっくりのスピードで上達します
笑顔はじけます

SUPに夢中!

スカウトたちが何より夢中になったのはSUPでした。

とくに大人数で乗れるメガSUPは大人気。SUPの先頭に立って流行りの動画をまねて踊りだす子まで登場し、湖上は笑い声で満ちていました。

SUPの良いところは飛び込んだり、また登ったりができるところです。メガSUPを島に見立てて、よじ登っては湖に飛び込み、また登っては飛び込み——を繰り返します。

みんなで、3時間たっぷりと遊び、12時に湖からあがりました。昼食のおにぎりを浜辺でとり、白かば荘へ戻ります。

5年目のチャレンジ。現隊を引き受けてから今まで、実は一度も水プロを企画したことがありません。 水プロの楽しさ、他団が水プロを実施していることは知っています。 私も水遊びは嫌いではありません。 一度に数十名のスカウトの安全を確認できる目と安全を確保する手段がないと私が思っていたからです。

そんな水プロを実現できたのは、多くのリーダや保護者が、このプログラムに帯同してくれることになったからに他なりません。 今回、スタッフ含めた大人は約25名。 スカウトとほぼ同数の大人が一緒に楽しむと共に、スカウトたちに目を向けてくれました。

加えて今年のスカウトは例年になく統率が取れていて、リーダの指示を守ってくれます。 そんなところも、後押しになりました。 危険を伴う活動ほど、冒険心をくすぐりワクワク楽しいものはありません。 これを実現できたことはとても感慨深い思い出となりました。最高に楽しかったです。

「サカナクション 夜の踊り子」で検索!
♪雨になって何分か後にいく♬
メガSUPから飛び込む!
西湖サイコー
「もっと遊びたーい」と言っているのかも
湖から上がって、湖畔でおにぎりを食べました

たっぷり休憩、そしてスタンツ準備

宿に帰り着いたら、お風呂にはいってから、たっぷり1時間半の休憩。部屋に戻るなり昼寝をするスカウトが続出しました。3泊4日を元気に走り抜けるには、休むこともまた大事な“任務”です。

すっきり目を覚ましたあとは、カブTシャツに着替えて、夜の営火に向けたスタンツ準備。段ボールや布で、個性豊かな小道具づくりが進みました。

夕食もいつも通り美味しくいただきました。

なんでも探偵団の衣装ができました
白かば荘の下駄箱にはアルコール消毒液が完備されています

夜:営火 ~炎の中の真実はひとつ~

夕食後は、いよいよこの日のクライマックス。ネッカチーフをきりりと巻いて、白かば荘から徒歩で営火場へ向かいます。

探偵団を率いる4人の組長がトーチで点火しました。炎が立ちのぼると、歌と踊りで一体感が一気に高まります。前半はリーダーの出し物で会場を温め、後半はいよいよ各組のスタンツ本番。

スタンツは事前に「犯人は誰だ?」というテーマが与えられており、各組がそれにそって、ネッカチーフやカブスカウトの約束などが盗まれたというシナリオで犯人を探し出す寸劇をしました。

準備してきた小道具も物語も凝っていて、どの演目にも大きな拍手が送られました。発表するのは恥ずかしいと思っていたスカウトも、周囲に背中を押され、自分の役をやり切りました。

営火を終えて宿へ戻り、おやつを食べて就寝。炎の熱と西湖の夜風を胸に、深い眠りにつきました。

営火に出発するぞー
スタンツでギャル役のスカウト
営火の準備は完了
点火
各組の発表はどれも見応えあり

さいごに

水にたっぷり親しみ、炎を囲んで心を一つにした3日目。怖さや恥ずかしさを乗り越え、スカウトは一回りたくましくなりました。

いよいよ明日は最終日。怪盗21面相の謎に、名探偵たちが決着をつけます。

就寝時間直前。体力は無限のようです

そうめんは流れ、エネルギーは弾ける ~夏キャンプ2日目~

2026年8月9日(日)。夏キャンプ2日目のテーマは「日常生活の始まり」。キャンプ地での生活に慣れる一日です。

天気はこの日も朝から快晴。予定していたプログラムを存分に楽しむことができました。

朝のセレモニーと点検

起床は6時。急いで制服に着替えます。朝のセレモニーでは、担当のくまスカウトが国旗を掲揚し、別のスカウトがソングを先導。前日の優秀組・優秀スカウトの表彰も行われました。

そして——このセレモニーに、怪盗21面相が姿を現しました。探偵団の前に登場し、余裕たっぷりにクロスワードのヒントを残して、風のように去っていきます。空白だったマスが、また一つ埋まりました。

朝食後は部屋の点検です。点検はスカウトキャンプの恒例です。リーダーが健康や部屋の状況を確認します。男子の部屋では制服や制帽やソックスをすべてまとめて一つのハンガーにまとめるように指示がありました。こうすることで、靴下や帽子がなくなるというキャンプのありがちトラブルを防ぎます。

練習の成果が発揮された国旗掲揚
朝からゲームで楽しみました
点検。荷物は整理されてるかな? 爪は伸びすぎていないかな?

テキパキ生活訓練(おはし作り・洗濯・火起こし)

午前のメインはテキパキ生活訓練。ブースに分かれて、班ごとに3つの作業に挑戦しました。

  • おはし作り:用意された竹を小刀で削り、自分だけのお箸をこしらえます。刃物を扱う真剣勝負。リーダーが横につき、危なくないよう見守りました。
  • 洗濯:外の蛇口で、小平5団おそろいの黄色いカブTシャツを水洗い。もみ洗いして、脱水機にかけ、干すところまでが自分の仕事です。
  • 火起こし訓練:麻ひもや炊きつけを渡され、少しでも早く火をつけるコツを研究・練習しました。

自分の手で削ったお箸は、この日のごはんの相棒。生活の道具を自分でつくる——探偵の第一歩は、身のまわりを整えることから始まります。

白かば荘には野外作業場があり、中で料理だけでなく集会ができます
見た目以上に切れ味鋭い小刀。リーダーが優しくサポート
よく絞ります
黄色いTシャツがあっという間に乾く天気でした
組ごとのスタンツ練習の時間もありました。盛り上がる1組

なんでも流そうめん

昼食は、キャンプのしおりに「速い昼食」とだけ書かれていました。正体は流しそうめんです。

舞台裏:一本の竹から

この日の主役である竹は、デンリーダーの親戚のお宅から分けていただき、キャンプ地まで運んでいただきました。心から感謝申し上げます。

そして流しそうめんの台は、当日、リーダーたちの手づくり。節をけずり、脚を組んで樋を渡していきます。団委員長は、竹の内側の節をつるつるになるまで丁寧に磨いてくれました。ここが引っかかると、麺が途中で止まってしまうのです。

傾斜も大事です。急すぎれば麺が一瞬で流れ去り、ゆるすぎれば途中で止まってしまいます。水を流しては直し、また流しては直し、微調整をしました。

ぶっつけ本番で挑む、流し台製作
3本の竹を麻紐で縛り付けるデンコーチ
50人で食べるので、竹樋もながく伸ばします。

そうめんだけじゃない!何でも流れてくる

朝に自分で削ったお箸を握りしめ、いよいよスタート。

流れてきたのは、まず麺。そうめんに加えて、冷麦、さらには中華麺まで登場します。続いてきゅうり、プチトマト、カニカマ。そして極めつけは、グミ、マシュマロ、みかん、さくらんぼ——もはや何が流れてくるか誰にも予測できません。「絶対グミとりたい」と、竹樋の前は大騒ぎになりました。ネギ、大葉、キュウリ、みょうが、のり、揚げ玉などの薬味も嬉しい。

大人たちを唸らせたのは、同行してくださったビーバー隊長お手製の大人用トムヤム風つけ汁。酸味と辛味が食欲をさらに加速させます。

白かば荘さんからは山椒を練り込んだお味噌ときゅうりの差し入れが。

みんな夢中になって食べ続け、なかにはお腹をさすりながら「もう入らない……」と満腹をうったえるスカウトもちらほら。幸せな苦しさです。

流しそうめんプレーボール!
食べながらも、流れから目が離せません
そうめんを逃がすまいと集中します
スピードが速く、チェリーやミニトマトは難しいです

上流の攻防、そして最下流の“ハイエナ”

スカウトたちが我先にと陣取ったのは、当然ながら上流。真っ先に箸をのばせるからです。リーダーは時々並びをシャッフルして、みんなが上流に来られるように工夫しました。

ところが、ここで革命家が現れました。誰も見向きもしない最下流へと回り込み、流れ切った麺や具材が溜まるバケツを、じっと待ち構えたのです。誰が呼んだか「ハイエナ作戦」。

これが大当たり。上流で取りこぼされたものが、次から次へとバケツに集まってきます。結果として、いちばん多くの食材をゲットしたのは、このハイエナたちでした。上流が正解とはかぎらない——探偵らしい、鋭い観察眼です。

我が子いわく、流しそうめんの“ハイエナ食い”でほとんど全部の食材をゲットできて最高だったそうです。また流しそうめんやりたい、と言っていました。

「残りものには福がある」ということですね
勢いでそうめんを食べすぎちゃったスカウトも

天まで届け!火起こしプログラム

午後は、組対抗の火起こしプログラム。麻ひもをほぐして火口(ほくち)をつくり、新聞や細い薪をどう組めば火がつくかを考えます。かまどで火を育て、吊るした麻ひもをどの組が早く焼き切れるかを競いました。

朝の練習の成果を発揮した組もいれば、慣れないマッチに苦戦する組も。

みんなで相談しながらかまどの中に木材をくんでいきます
マッチを3本わたされて、用意スタート!
切れた!

名探偵カレーを探せ!

夕方は、待ちに待ったカレー作り。市販のルーを使い、具材は豚肉・にんじん・玉ねぎ・じゃがいもの基本のカレーです。リーダーが安全に気を配りながら下ごしらえを進めました。ご飯は各組が飯盒で炊飯。かまどに薪をくべ、火加減のコツを教わりながら炊き上げます。

組ごとにカレーのトッピングを相談するのも今年ならでは。事前の組集会で決めた、レトルトハンバーグやらチーズやらラーメンスナックやらをトッピングしました。できあがった自作カレーは隊長と副長が試食しました。どの組のカレーも本当に美味しくて、一番美味しいカレーを決めるのは大変そうです。

このカレー作りでは、スカウトの心の成長がいくつも見られました。

あるスカウトが、苦手なトマト缶をカレーに投入され、号泣しました。トマト缶を入れたスカウトも責任を感じ、泣いていました。しかし、ぐいっと涙を拭いて、トマトが苦手なスカウトに「ひと口だけ食べてみて。ダメだったら残していいからね。美味しかったらたくさん食べればいいんだよ」と優しく声をかけてくれました。自分も大変なのに、ぐっと堪えて励ましてくれる優しい強さに、心を打たれました。

炊飯中。木から伝わる振動で、水の量を感じ取ります
包丁に挑戦するうさぎスカウト
じゃがいもも大変だけど、玉ねぎはもっと大変そうです
2組は「オイシクナーレ」の魔法をとなえた
カレーの隠し味はご覧の4種。組に1つづつ配られました
チーズうどんカレーを作り上げた4組

夜:ナイトハイク

夜のプログラムは、根場浜へのナイトハイクです。

西湖が遠くまで広がる絶景の湖岸で、隊長が歌を歌い、みんなの感想を聞きました。

それから、副長の夜話。テーマは「ジャンボリー」。今のカブ隊のスカウトには、みんなが将来日本ジャンボリーに参加できるチャンスがあります。「いつか、日本中・世界中のスカウトと一緒に」——先の楽しみに、スカウトの胸はふくらみました。

このキャンプには、かつてビーバースカウトだった先輩たちが、ローバースカウトやリーダーとして帯同しています。後輩スカウトに根気よく寄り添う姿、リーダー会議で堂々と意見する姿は、大人たちの信頼も集めていました。長く続けてきたからこそ見せられる横顔もまた、“21面相”のひとつなのかもしれません。

ナイトハイクで記念写真
素晴らしい西湖の夜

くまスカウト会議

ナイトハイクから予定より遅く戻ってきたスカウトたちは、リーダーからおやつをもらい、組毎に急いで入浴と一日のふりかえりを終えました。この日も消灯前にくまスカウト会議が開かれました。

この日は宿の庭に、シーツと投光器を設置し、昆虫を集めようという試みをしてみましたが、小さな蛾と羽虫が集まっただけでした。工夫して再チャレンジしたいと思います。

夜遅くまで大変な会議。何を話してるのかな?

さいごに

生活の技を身につけ、火と料理に挑み、夜の湖畔を歩いた濃密な2日目。自分のことを自分でやり切る力が、少しずつ育っています。

明日は「水と炎を操る探偵」。西湖でのカヤック&SUP、そしてみんな大好き営火(キャンプファイヤー)が待っています。

おやすみなさい。また明日。

名探偵、集合せよ ~夏キャンプ1日目~

2026年8月8日(土)、小平第5団カブスカウト隊の3泊4日の夏キャンプ「怪盗21面相の挑戦状」が幕を開けました。 参加者はカブスカウト27名。デンコーチ2名、ローバースカウト、リーダー、保護者を加えて総勢50名を超えました。

キャンプ地は山梨県西湖・根場の「白かば荘」。昨年と同じ宿です。

今年、その白かば荘で事件が起きていました。代々伝わる家宝「怪魚のうろこ」が、神出鬼没の怪盗21面相に盗まれてしまったのです。

カブスカウト27名は、4つの探偵団となって事件に挑むことになりました。21面相はその名のとおり、いくつもの顔を持つ怪盗。謎を解き、怪魚のうろこを取り戻せるのか、——物語の始まりです。

キャンプ手帳には書き込み多数。自分でちゃんと準備した証です

出発~紅葉台・三湖台へ

朝、スカウトたちはじゃぶじゃぶ池に集合。寝袋やボストンバッグを荷物運搬車に積み込みます。スカウトはお見送りの保護者やリーダーに挨拶をした後、鷹の台駅から電車に乗り、国分寺・高尾・大月と乗り継いで河口湖駅へ向かいました。

河口湖駅からは路線バスで紅葉台入口へ。事前に30人が乗ることをバス会社にお伝えし、普段よりも大きなバスをご用意いただきました。

ここからが今年の目玉のひとつ、富士山を望む山登りです。ついた組から順に、木々の間の坂道を登って紅葉台を目指しました。

西湖周辺は小平より気温が5度低く、湿度も低く、野外活動しやすい気候でした。初日ということもあり、スカウトの足取りは軽やかです。

紅葉台でカブ弁を食べ、さらに足をのばして三湖台の展望台を目指します。

三湖台では空がすっきりと晴れわたり、眼下には青くきらめく西湖がくっきりと一望できました。樹海もここからだと、濃い緑がひろがり、「海」のように見えます。

みんなで記念撮影をしました。「あそこが泊まるところ?」「湖で泳ぎたい!」と、スカウトから次々に歓声が上がります。

じゃぶじゃぶ池にて。「元気にいくぞー」
移動中の暇つぶしに生まれたマスクマン。この後3組のスタンツのキーパーソンになるとはこの時誰も・・・
移動中も怪盗21面相のクロスワードに挑戦します
河口湖駅からのバス。ほぼ貸し切りでした
三湖台からの景色
みんなで集合写真
三湖台では吹き抜ける風もあり、スカウトもニッコリ
西湖を見下ろしながら、おやつ休憩

樹海の探偵ハイク

三湖台からは、紅葉台を経て青木ヶ原樹海へ。追跡サインをたどる「樹海の探偵ハイク」です。地面に残されたサインを探しながら、宿を目指します。

途中で龍宮穴という富士山の噴火でできた溶岩洞窟に立ち寄りました。冷気を楽しみました。

独特の空気をまとった樹海の小道に、スカウトは興奮ぎみ。木立の向こうに宿の屋根が見えると「やったー!」と歓声が上がりました。

「みんなで頑張って歩くぞー」
一歩近づくごとに涼しい龍宮穴
洞穴の冷気で、ハイクの疲れが和らぎます
特大追跡サイン

入村式

午後、全員が白かば荘に到着。宿の庭で入村式を行いました。ボーイ隊のデンコーチによる国旗掲揚でセレモニーが始まり、カブスカウトが「連盟歌」を指揮しました。団委員長からは、「毎年夏は来るけれど、“今のこの年齢の夏”は今年だけ」という心に残るお話がありました。続いて隊長の話、そして4日間お世話になる白かば荘のご主人のご挨拶。怪我なく充実したキャンプにしようという気持ちを、みんなで一つにしました。

キャンプの期間中、白かば荘は小平5団カブ隊の貸し切り。男子スカウトと男性リーダーが1階に、女子スカウトと女性リーダーが2階に泊まります。それぞれ部屋に荷物を解き、制服から作業服へ着替えました。

庭で行われた入村式
1年ぶりに帰ってきました、白かば荘
大量の荷物。さぁ身支度を整えます

探偵キャンプのはじまり

荷ほどきを終えたら、さっそく組ごとの組集会。車座になって、自分たちの探偵団の名前と、このキャンプで達成したい目標を話し合いました。

発表された4つの探偵団は、こちらです。

組 探偵団の名前 目標
1組 UNO第1探偵団 楽しむ時は楽しむ。話を聞く時は聞く
2組 なんでも探偵団 組全体で忘れ物をしない
3組 しっかり探偵団 怪我をしないで元気に行動
4組 マグロは英語でツナ探偵団 時間を守って弱音を吐かない

忘れ物をしない、など高い目標を掲げる組もありますが、果たして達成できるのでしょうか?

探偵ペンダントの仕上げ

続いて取りかかったのは、探偵の“証”となる探偵ペンダントづくり。事前の組集会で材料を配り、少しずつ進めてきたものを、ここで仕上げます。

材料は蝋石(ろうせき)。やわらかく削りやすい石を、紙ヤスリで少しずつ形にしていきます。組ごとに共通の形と決めているので、削りながら仲間同士で見せ合い、「もうちょっと丸くしたほうがいいんじゃない?」と相談する姿も。

手を動かすほどに石はなめらかになり、世界に一つだけのペンダントが完成しました。

リーダーが用意したビーズを紐に通して、首から下げれば、もう立派な名探偵です。

蝋石を削って仕上げる探偵ペンダント
怪魚を彫り込んだリーダーのこだわり光る逸品

怪盗からの“置き土産”

そしてここで、怪盗21面相が残していったもう一つの“置き土産”を確認します。それはしおりに印刷されたクロスワードパズル。

盗まれた「怪魚のうろこ」のありかのヒントになるはずです。マスを埋めるための設問がいくつか空欄です。キャンプ中、怪盗21面相が現れてヒントを伝えてくれるはずです。

なかには、キャンプが始まる前からクロスワードパズルに取り組んでいたスカウトも。

ふだんはマイペース気味のスカウトが、後輩スカウトにクロスワードのヒントを出していました。単に答えを教えるのではなく、一度出したヒントで分からなければ別のヒントを出すなど、丁寧に教えている姿が印象的でした。(キャンプ前にパズルを完成させてきたのにも驚きましたが。)

「怪盗の謎を解く」という共通の使命のもと、各組の結束が少しずつ高まっていきます。

「怪魚のうろこ」は意外なところに隠されています。

このブログでも2日目、3日目の写真のどこかにさりげなく「怪魚のうろこ」が映っています。読者の皆様も、名探偵の気分になり、隠された宝のありかを探してください。

くまスカウトは合間に国旗掲揚と降納の練習をします

夕食と「くらやみ探偵会議」

夕食では、隊長から「食べ始める前に自分の量を調整し、食べ残しをしないようにしよう」という指示。一日たっぷり歩いて空腹のスカウトたちは、ご飯をモリモリと平らげました。

初日の夜プログラムは、白かば荘の裏庭でのくらやみ探偵会議。

この日、みんなで囲んだのはスウェーデントーチです。丸太に切れ込みを入れ、内側から燃やす北欧生まれのたき火。キャンプファイヤーのような大きな炎ではなく、丸太の切れ目からゆらゆらと立ちのぼる、小ぶりであたたかい火です。

火を囲んで座り、みんなでゲームをしました。

隊長が、「時間の流れは一定であっても感じ方は違う」という話をしてくれました。4日間を大切に過ごそうとおもいました。

みんなで揃って「いただきます」
火を囲んでリーダーの話を聞いたり、ゲームをしたり
黒い森からフラッと現れた怪盗21面相

就寝前のふりかえりと「くまスカウト会議」

入浴後、各組で一日をふりかえり、キャンプのしおりに感想を書き込みます。

そして就寝前には、このキャンプで毎晩おこなわれたくまスカウト会議。カブ隊の最年長であるくまスカウトがその日のふりかえりをし、翌日の日程についての話を聞きます。年下のうさぎ・しかスカウトのいない場で交わされる、少し大人びた時間です。

消灯は21時半。ほとんどのスカウトがぐっすり眠りにつきました。緊張や不安で寝付けないスカウトは、リーダーがしばらく横に付き添ってあげたりしました。

さいごに

小平から西湖までの公共交通機関での移動、山登り、そして樹海のハイクと、盛りだくさんの初日。それでもスカウトたちは互いに助け合い、よいスタートを切りました。

明日は「日常生活の始まり」。おはし作りに流しそうめん、火起こし、そしてみんなでつくる名探偵カレーが待っています。

おやすみ!

大渓谷ハイク ― 白丸ダムと魚道をめぐる夏の奥多摩

2026年7月26日(日)、小平第5団カブ隊は「大渓谷ハイク」を実施しました。

今回の行き先は奥多摩方面。古里駅から白丸ダムを目指すハイクです。

参加したスカウトは22名。毎年、夏休みに入るこの時期は、家族旅行や習い事などで参加が難しくなるスカウトもいますが、この日も多くのスカウトが朝早くから小川駅に集合しました。

このハイクは、2週間後に迫った夏キャンプに向けた準備も兼ねています。夏キャンプにも同行してくれるボーイスカウト2名がデンコーチとして参加し、リーダーも夏キャンプと同じ顔ぶれが集まりました。

事前の組集会 ― ダムについて調べる

ハイクに先立ち、7月12日には事前の組集会を行いました。

この日は、スカウト一人ひとりが「ダム」について調べてきたことを発表しました。

ダムは何のためにあるのか。水をためるだけでなく、洪水を防いだり、発電に利用したり、川の水量を調整したりと、さまざまな役割があることを学びました。

ダムの「魚道」について発表してくれたスカウトもいました。

魚道とは、ダムや堰によって魚が川を遡上できなくならないように作られた、魚のための通り道です。人間の暮らしを支えるためにダムを作る一方で、川にすむ生き物のことも考える必要があります。

スカウトは、事前の組集会で習った知識を、隊集会当日に体験します。より深く理解してもらうための、ボーイスカウトの活動のよくある流れです。

どうしてダムが必要なの?
カラーイラストを描いてくれたスカウトもいました

小川駅から古里駅へ

朝7時15分、小川駅のホームに集合しました。電車で奥多摩方面へ向かいます。小川駅から拝島、青梅を経由し、古里駅を目指しました。

古里駅に到着すると、トイレを済ませ、登山の服装に着替えました。

この日は4組、3組、2組、1組の順に5分間隔でスタート。組ごとに歩き始めます。

駅から10分ほど市街地を歩くと、すぐにハイキングコースへ。いよいよ大渓谷ハイクの始まりです。

「デンコーチ綬」というカブカラーの肩章をつけてもらう2人

川沿いの道を白丸ダムへ

古里駅から白丸ダムまでは、多摩川沿いの「大多摩ウォーキングトレイル」を歩きます。整備された人気のハイキングコースで、渓谷の景色を楽しみながら歩くことができます。

この日は朝からよく晴れていました。真夏のハイクということで暑さが心配されましたが、川のせせらぎと木陰のおかげで、思った以上に快適でした。

目の前には深い緑と美しい渓谷が広がります。

「水ってなんであんな色なの?」
「あの岩、崩れないの?」
「えっ、このあと川で遊べるんだよね?」

途中には双龍の滝やいくつかの吊り橋があり、スカウトを飽きさせません。

デンコーチのボーイスカウトも、列が広がりすぎないように見守ってくれました。

「ゴールまだー?」
揺れる吊り橋もたのしいね
橋の上でハイチーズ
渓谷を登っていきます。清涼な空気に包まれています
スカウトを探せ!

白丸ダムと魚道見学

正午前、鳩ノ巣を過ぎて白丸ダムに到着しました。

組集会で調べたダムを、自分の目で見る時間です。

大きなコンクリートの堤体、静かなダム湖。事前に学んだことも、実際に目の前で見ると印象が大きく変わります。

高いところが苦手で、ダムを見ないように通り過ぎるスカウトもいました。

そして、今回の大きな目的の一つが魚道の見学です。

魚道の入口では、長い螺旋階段を下っていきます。映画やドラマのロケ地にもなったことがある異質な空間に、スカウトたちは大興奮です。

「下が見えない!」
「ヤッホー!」

探偵学校を終えたばかりのスカウトたちには、地下へ続く螺旋階段が、新たなミッションへの入口のように見えたかもしれません。

一方で、リーダーにとっては、上りの階段がなかなかの試練。元気いっぱいのスカウトとは対照的に、息を切らしながら上ることになりました。

階段を下りた先では、実際の魚道を見学しました。ちょうど魚が遡上している様子を見ることができたスカウトもいました。

組集会で学んだ「魚道」という言葉が、実際の景色や音、空気と結びつき、より深い学びになったのではないでしょうか。

白丸ダムです。中央の堤防の上を歩いて渡りました
魚道にくだっていく螺旋階段。こんなに大きいです
SF映画みたいな螺旋階段
魚に生まれ変わったとして、ここを登り切る根性はないかも
わざわざ豪雨の中に飛び出したスカウトたち

豪雨と予定変更

午前中は晴天でしたが、正午頃から空模様が一変し、激しい雨が降り始めました。

魚道入口で雨宿りをしながら、持参したカブ弁で昼食をとることにしました。

昼食と魚道見学を終えた後は、白丸ダムから奥多摩駅方面へ向かう予定でしたが、安全を考えて鳩ノ巣駅へ向かうことにしました。

15分ほど歩いて鳩ノ巣駅に到着すると、さらに大きな問題が待っていました。

豪雨の影響で、電車が運休していたのです。

ここから約2時間、鳩ノ巣駅前広場で待機することになりました。

待ち時間には、ロープ結びの練習をしたり、ソングを歌ったり、国旗のたたみ方を確認したりしました。さらに、夏キャンプのカレーの具材や記念品についても相談しました。

思いどおりにならない状況でも、その場でできることを見つけて活動する。そんな時間も、ボーイスカウトらしい学びの一つでした。

途中、リーダーがレンタル自転車で遠くのコンビニにアイスを買いに行ってくれました。

雨で足止めされ、たくさん歩いた後に食べるアイスは格別でした。

国旗をたたむ練習
ロープ結びの練習
「いっち、にー、さん、はい!」
シンプルな遊びが一番盛り上がったりします

ようやく帰りの電車へ、終わりのセレモニー

帰りの電車に乗れたのは15時半ごろでした。

電車の遅延もあり、小平へ戻ってきたのは17時20分ごろ。予定よりかなり遅れての帰着となりました。

じゃぶじゃぶ池で終わりのセレモニーを行い、優秀スカウトを表彰しました。リーダーやデンコーチからも講評がありました。

最後に、隊長からスカウトたちへ話がありました。

夏休みも規則正しく生活すること。そして、夏キャンプまでに学校の宿題を半分は終わらせておくこと。 この2つを守れば、夏キャンプを満喫できる

という話でした。

解散は18時となりました。保護者の皆さまには急な予定変更に柔軟にご対応いただき、ありがとうございました。

終わりのセレモニー

おわりに

白丸ダムで見た青緑の水、渓谷を流れる冷たい川、魚道、そして鳩ノ巣駅での待ち時間。どれも、スカウトたちにとって忘れられない夏の思い出になったことでしょう。

残念ながら水遊びはできませんでしたが、それも自然相手の活動ならでは。またいつか、違う季節にもこの渓谷を歩いてみたいと思います。

2週間後はいよいよ夏キャンプです。しっかり準備をして、元気な姿で再会しましょう。

暑かったけど、楽しいハイクでした!

ナグリー探偵学校、最後の試験 ― 訓練キャンプ2日目

2026年6月27日(土)〜28日(日)、小平第5団カブ隊は、埼玉県飯能市の名栗げんきプラザで訓練キャンプを実施しました。初日は、台風により様々な変更がありました。

ここでは2日目の様子をお届けします。

前日夜のリーダー会議、起床、朝のセレモニー

初日の夜、スカウトたちが寝てから、リーダー達は翌日の予定を話し合いました。

最新の天気予報、これまでの降水量の少なさ、スカウトの体力が残っていそうな点を勘案して、芦ヶ久保駅まで歩くことにしました。

10km程度の緩やかな下り道で、舗装されているので安全に歩けると考えました。

訓練キャンプ2日目の朝は、6時に起床しました。相変わらず雲は厚く、小雨交じりの空模様です。

身だしなみを整え、6時30分からは「木の広場」でセレモニーです。キャンプでは、ネッカチーフや制帽や靴下が部屋でなくなりがちですが、この朝はスカウト全員がちゃんと制服を着て、時間通りにセレモニーができました。凄い!

時折、鳥の鳴き声が聞こえる中で、歌を歌いました。昨日の活動で活躍した3名のスカウトが表彰されました。

朝のセレモニー。雨が弱く外の広場でできました

朝食、整理整頓、点検

セレモニーの後は朝食です。昨日の夕食でおみそ汁を3杯お代わりしたスカウトが、カラシを3つ入れた激辛納豆をつくっていました。

朝食をしっかり食べたら、部屋に戻って「来たときよりもうつくしく」なるように部屋を片付けました。

リーダーによる点検では、スカウトの健康状態だけでなく、荷物や部屋の状態を確認しました。スカウトがちゃんと「生活」できるように徐々に練習していきます。

朝食の用意
清潔で広い部屋でした

最後の試験 ― 探偵ゲーム

午前のメインプログラムは、探偵ゲームです。ナグリー探偵学校で学んだ成果を試す、最後の試験です。

探偵に必要なのは、観察力、記憶力、チームワーク、そしてあきらめない気持ち。スカウトたちは組ごとに力を合わせ、課題に挑戦しました。

  • 鳥の鳴き声を再現せよ
  • ロープをつなげて大きな輪を作れ
  • 昨夜の隊長の話のポイントはなにか
  • 施設にはいくつのテントサイトがあるか

など、多くの問題が用意されていました。くじ引きで選んだ問題に、組のみんなで取り組みました。

記憶力だけでなく、実際に敷地内を歩いて現場の様子を観察しないといけない問題もありました。スカウトは次々と問題を解きました。

この探偵ゲームでは1問正解する毎にサイコロを2つもらえます。1時間強のゲームが終わったら、集めたサイコロをまとめて振り、出た目の合計が組の最終スコアとなります。

僅差で1組が探偵ゲームを制覇しましたが、どの組も最後まで探偵学校の生徒として、真剣に取り組みました。

勝利のためには、サイコロを多く集めることだけでなく、運も必要です
うさぎスカウトはほぼ初めてのロープ結びだったかも
課題。大きな輪を作れ
2組がサイコロゲット、イエーイ!

閉村式、復路のロングウォーク

探偵ゲームを終えると、荷物を整理し、閉村式を行いました。

2日間お世話になった名栗げんきプラザの方にみんなで感謝を伝えます。

閉村式の後、帰りの準備を整え、名栗げんきプラザを出発しました。

当初予定していた峠越えではなく、10km弱の道路を歩くルートです。雨具を着て、重い荷物を背負っていることを考えると、歩きごたえのある道のりです。

途中で、ゲンジボタルや珍しい植物や動物の骨を見つけるスカウトもいました。

スカウト達は頑張って歩きました。特に、初めてキャンプに参加したうさぎスカウトが、弱音を吐かずに歩く姿はとても頼もしいものでした。

みんな最後のエネルギーを振り絞って歩を進めます
途中でおにぎり休憩

芦ヶ久保駅から小平へ

2時間半ほどで芦ヶ久保駅に到着し、慌ただしく制服に着替えてから、電車で鷹の台駅へ向かいました。

電車の中では、さすがに疲れた表情のスカウトも多く見られました。帰り道で眠ってしまったスカウトもいたようです。

鷹の台駅に到着後、いつものじゃぶじゃぶ池でおわりのセレモニーを行いました。

優秀組、謎解きに成功した優秀スカウトが表彰されました。チャレンジ章を完修した多くのスカウトが隊長から記章を受け取りました。

予定より30分遅れで解散しました。これにて、今回の訓練キャンプは終了です。

表彰されたうさぎスカウトたち

おわりに

今回の訓練キャンプは、台風の影響により、直前まで見直しが続きました。キャンプ中にも大きな変更がありました。

交通手段の変更や車での荷物運搬など、多くの保護者、リーダーの協力があって安全にキャンプを実施することができました。

ご家庭には心配をおかけした部分もあったと思います。ご理解とご協力、本当にありがとうございました。

全てのスカウトがキャンプの集団生活に適応するわけではありません。むしろ多くのスカウトはいろいろな不安を抱えてキャンプにやってきます。 夜眠れないスカウト、食べ慣れない食材に苦戦するスカウト、慣れないトイレにいきたくないスカウト、人前での発表が苦手なスカウトなどなど。

今回の訓練キャンプでは、みんなが様々な不安を克服しました。一回り成長したスカウトたちと、夏の3泊のキャンプに行くのが今から楽しみです。

思い出に残る素晴らしいキャンプとなりました。 今年度はじめてのキャンプの朝のセレモニーでほぼ時間通りに集合できました。近年稀に見る優秀さです。 スタンツのチームワーク、弱音を吐かずに歩く姿、元気いっぱい楽しむ姿勢。今から本キャンプ楽しみです。

楽しいキャンプでした
夏キャンプに向けて、賽は投げられました

ようこそナグリー探偵学校へ ― 訓練キャンプ1日目

2026年6月27日(土)〜28日(日)、小平第5団カブ隊は、埼玉県飯能市の名栗げんきプラザで訓練キャンプを実施しました。

今回のテーマは、「ようこそナグリー探偵学校へ」。スカウトたちが宿泊する名栗げんきプラザ。その正体は、観察、追跡、チームワークなど、名探偵に必要な力を身につけるための秘密の訓練学校「ナグリー探偵学校」というストーリーです。

キャンプの目標は、スカウトキャンプに慣れることです。家を離れ、仲間と協力しながら、みんなでキャンプを楽しむことを目指しました。

参加したスカウトは26名。リーダー、デンコーチ(カブ隊を手伝ってくれるボーイスカウトの先輩)、保護者の協力もあり、台風接近による直前の計画変更を乗り越えて実施することができました。

初日の模様をお届けします。

事前の計画と直前の計画変更

キャンプに先立ち、6月14日には事前の組集会と保護者向け説明会が開催されました。

各自にキャンプのしおりが配られ、持ち物や生活の注意事項をみんなで確認しました。小平第5団カブ隊のキャンプでは、毎回のキャンプテーマに沿ったしおりが配られます。表紙を見ただけで何が起こるかワクワクしますね。

キャンプの準備は万端整ったのですが、2つの台風が関東周辺に接近し、大雨が続きました。リーダーは往復の鉄道の運行状況、ハイクルートの状態、雨天の場合の活動内容と場所などを確認しました。

様々な検討をした結果、西武線正丸駅からキャンプ地に向かう山中ハイクを、保護者の車での移動に切り替えることにしました。キャンプの前日にカブ隊の保護者のLINEグループで集合時間や日程の変更を伝えました。

出発前から大きな変更があり、キャンプは波乱の幕開けとなりました。

事前の組集会
過去のキャンプしおりの表紙の数々

正丸駅へ ― 探偵学校の玄関口

朝7時30分、スカウトたちは小川駅構内に集合し、正丸駅へと出発しました。今回は1泊2日のキャンプなので、いつもの活動より荷物も多めです。

電車を乗り継いで、正丸駅に到着しました。駅前には、カブスカウトを名栗げんきプラザまで送るために、保護者のみなさんが車で待機してくれていました。5台の車に分乗し、あっという間にキャンプ地である名栗げんきプラザに到着しました。

車に分乗するスカウト。山歩きがなくなったので、体力温存できました

ナグリー探偵学校に入学

まずは、プレイホールで入村式を行いました。

隊長からは、全員で楽しくキャンプできるようになったのも、多くの人の協力があってのことなので、感謝の気持ちを忘れないようにしよう、という言葉がありました。また「来たときよりも美しく」を心がけて施設を利用しようという話がありました。

ここから先は、ただのキャンプではありません。ナグリー探偵学校での訓練の始まりです。

入村式の後は、お昼のカブ弁当をたべました。

昼食後はみんなで雨具を着て集合しました。隊長を先頭に、広い名栗げんきプラザの敷地内をお散歩します。

「ここが第2キャンプファイア場だよ。」、「ここが食事広場です。」など隊長は説明をしていきます。

これが翌日の探偵ゲームの伏線であると、勘の良いスカウトなら気づいたことでしょう。

無事探偵学校にたどりつけました。
施設内を散歩。雨具を着ての活動に慣れるという目的もあります
休憩時間に埼玉パズルで遊ぶスカウトたち

通信機作り ― バードコールに挑戦

散歩の後は、午後のプログラムの、「通信機作り」です。

探偵学校で使う通信機として、スカウトたちはバードコール作りに挑戦しました。小さな木材に下穴をあけ、紙やすりで断面を整え、絵を描きます。最後に金属製のネジをねじ込み、紐を通したら完成です。

1時間ほど、バードコールを黙々とつくりました。リーダーに教えてもらい、紐の編み込みに挑戦したスカウトもいました。

最初は「本当に鳥の声みたいな音が出るの?」と半信半疑だったスカウトも、ネジの締め方と緩め方で、音が大きく変わることを発見しました。しばらくするとみんな本当の鳥の鳴き声のように鳴らせるコツをつかんだようです。作業場となった車庫の中は、26羽の鳥の鳴き声の大合唱で満たされました。

完成した通信機をみんなに披露した後、組ごとの秘密の通信の練習をしました。 目を隠して、自分の組のスカウト1人と妨害する他の組のスカウト1人の鳴き方を聞き、どちらが自分の組のスカウトかを当てるというゲームに挑みました。

バードコール1つで、単に鳥の鳴き声を真似るだけでなく、パターンを決めておくことで秘密の連絡にも使えることを学びました。

通信機作りの後は、組集会です。組ごとにスタンツの確認をしたり、役割を相談しました。事前の組集会での相談通りに、小道具を作って持参したスカウトもいました。

作業スペースをつくります
カブ制服をモチーフにしたバードコール
耳を澄ませて、仲間のバードコールを聞き分けろ!

夕食と入浴

夕方には食堂で夕食をいただきました。食事係を中心に配膳の手伝いをしました。スカウトたちはしっかり食べ、夜のプログラムに備えました。

夕食後は入浴です。組ごとに順番に入浴しました。

うさぎスカウトにとっては、初めての宿泊活動で戸惑う場面もあったかもしれません。しかし、上の年代のスカウトやリーダーに助けられながら、少しずつキャンプ生活に慣れていきました。

食器をかたづけます

キャンドルファイア

夜は、キャンドルファイアを行いました。名栗げんきプラザの大きなホールで、カーテンで閉め切って完全に真っ暗な空間をつくりました。中心に大きな燭台が据えられ、多くのキャンドルが輝いていました。

キャンドルの灯りの中で、歌い、笑い、仲間と一緒に過ごす時間。リーダーのスタンツ、みんなの歌の後は、お待ちかね各組のスタンツです。

「探し物はなんですか」というテーマで、各組がそれぞれ何かを探している設定の寸劇を披露しました。スタンツにはそれぞれの組の個性が現れます。

デンコーチとして参加してくれたボーイスカウトは、キャンプが苦手だった昔の自分と、そこからどのように変わったのかのスピーチをしてくれました。彼女はこの夏、広島で行われる日本ジャンボリーに参加し、6泊7日にわたるキャンプをするそうです。先輩の成長した姿は、カブスカウトたちの目にどう映ったのでしょうか。

誰かが前に出れば、周りが声をかけ、歌が始まれば自然と手拍子が広がります。楽しい時間はあっという間に終わりました。

キャンドルのまわりに集合
タレント揃い4組のスタンツ
デンコーチのスピーチ
最後はみんなで歌いました

一日の振り返りと就寝

キャンドルファイアの後は、組長会議が行われました。組長たちは翌日の予定や服装、注意事項を確認し、自分の組へ戻って伝えます。自分だけが分かっていればよいのではなく、組の仲間に正しく伝えることも大切な役割です。隊長からは最後のキーワードの発表がありました。

21時30分に布団に入り、22時には完全消灯。

女子部屋では、遅くまで楽しいおしゃべりが続いていたようです。

こうして、ナグリー探偵学校での1日目は終了しました。

台風の影響で直前まで計画変更が続いた今回のキャンプでした。雨具を着る場面はありましたが、大きな支障はなく、充実した訓練を行うことができました。

明日は、いよいよ探偵学校の卒業試験が待っています。

(キャンプ2日目の様子はこちらをご覧ください。)

雨でも楽しく活動できたね!

今年も田植えに行きました。 〜奥深きカブ弁の世界〜

2026年6月7日、小平第5団カブ隊は恒例の田植えハイクを実施しました。

カブ隊だけでなくビーバー隊やボーイ隊も参加する合同行事です。総勢90名あまりが西多摩郡日の出町に集まり、田植えをしました。

午後は追跡サインゲームにも挑戦し、自然の中でたくさん体を動かしながら、お米づくりの大変さや仲間と協力することの大切さを学んだ一日となりました。

武蔵五日市へ出発

集合は朝7時20分、小川駅でした。組ごとに集合し、西武線とJRを乗り継いで武蔵五日市駅へ向かいます。駅に到着すると、空は晴れ。例年の田植えハイクに比べると気温も低く、とても過ごしやすい気候でした。

クマの出没情報などがあるため、今年も山道ではなく、街中の舗装路を歩いて田んぼに向かいました(昨年の様子)。

田んぼ近くの軒先をお借りして、朝のセレモニーをしました。その後、全員が汚れてもよい服に着替えて、田んぼ脇に移動しました。

田んぼではまず、ビーバー隊のスカウトの入隊式が行われました。新しく仲間になったスカウトを、参加者みんなで田んぼの中でお祝いしました。

朝のセレモニー

いよいよ田植え!

入隊式のあと、いよいよ田植えの時間です。

田んぼの会の林さんから、苗の持ち方や植える間隔などのコツを教えていただきました。

スカウトが田んぼに最初の一歩を踏み入れる瞬間は、今年も大騒ぎでした。水の冷たさ、泥の感触に、悲鳴のような歓声のような声があちこちから上がりました。

今年は参加者が多かったため、最初から2つのグループに分かれ、2面の田んぼで並行して田植えを行いました。

リーダーが両側から目印となるマーカーが付いた紐をピンとはります。目印がついた場所に苗を1-2本植えます。スカウトはていねいに苗を植えていきます。

泥に足を取られてバランスを崩したり、転びそうになったりする場面もありましたが、それも田植えならではの体験です。

およそ1時間強で田植え作業を終えました。暑さとの戦いになる年もありますが、この日は涼しく、最後まで元気に田植えをやり切ることができました。

田んぼにイン!
横一線にならんで、植えていきます
チームワークが大事。横のメンバーとペースを合わせて植えます
苗の束をほぐし、1本ずつ植えます
2026年の「どろんこ大賞」受賞
ボーイ隊による泥落とし。支援の上に田植えが成り立っています
リーダーの一人は、自分で編んだ草鞋を持参しました

「カブ弁」タイム。みんなどんなおにぎり食べてる?

田植えが終わるころには、スカウトたちはすっかり泥だらけになっていました。

ボーイ隊が、手足を洗うための井戸水やシャワーを用意してくれていました。泥をきれいに洗い流して、着替えを済ませてから昼食です。

スカウトはいつものように持参してきた「カブ弁」を食べました。

カブ弁について少しだけ解説します。カブ弁はカブ隊の活動中に食べるお弁当のことです。小平5団のカブ弁のルールは「おにぎりが3個」。おかずやデザートの別盛りは禁止です。活動中に短時間で食べられること、携帯性を最優先しています。

ちなみに、ブログ担当が長野県で所属していた隊では、「おにぎり2個、きゅうり1本、味噌」というルールだったので、地域差もありそうです。

厳しいルールの中で、みんなどんなカブ弁を食べているのか?スカウトたちに聞いて回ってみました。その結果を特別にお知らせします。

  • 梅
  • 梅しそ
  • 鮭
  • お茶漬けのもとミックス
  • ふりかけミックス
  • 高菜混ぜご飯
  • トウモロコシご飯(バター風味)
  • にんじんツナサラダ
  • アジフライ
  • ツナマヨ
  • 鶏唐揚げ
  • 鳥天
  • ハンバーグ入りオムライス
  • とんかつ

スカウトや保護者が工夫を重ねた結果、おにぎりの具は千差万別です。梅や鮭などの定番よりも、鶏唐揚げやとんかつなどの揚げ物が人気です。

「ツナマヨしか食べないから、ツナマヨだけ3つもってきたよ」、「カブ弁はいつも自分でつくるよ」、「パリパリの海苔が好きだから巻かず別にもってきてるよ」などなど、それぞれのこだわりがあるようでした。

お米をつくることの大変さだけでなく、そのお米からカブ弁をつくることの大変さまで想像できるスカウトになってほしいと思います。

とはいえ、この日の昼食時は雨。殊勝なことを考える余裕はなく、あっという間に食べ終えました。体をたくさん動かしたあとの昼食はいつでも最高です。

ハンバーグ入りオムライスおにぎり!
梅ゆかりおにぎり!!
鶏唐揚おにぎり!!!

追跡サインゲーム

昼食後に、田んぼの管理をされている林さんにお礼をし、参加者全員で集合写真をとりました。

その後はカブ隊だけの活動です。午後は追跡サインゲームを行いました。

追跡サインとは、石や木の枝などを使って進む方向や注意事項を仲間に伝える方法です。ボーイスカウト活動では昔から親しまれている技能のひとつです。

まずはリーダーから基本的なサインの説明を受けました。

「右へ曲がれ」
「左へ曲がれ」
「この道ではない」
「帰った」

など、さまざまなサインを確認したあと、組ごとに時間差でスタートしました。15分ほどの距離にある、未来公園を目指します。道ばたや分かれ道に置かれたサインを探しながら進みます。

周囲をよく観察しながら無事にゴール。仲間と協力しながら課題を解決する、カブスカウトらしい活動となりました。今日の追跡サインはまだまだ序の口。今後のハイクやキャンプでより複雑なサインが使われることでしょう。

追跡サインゲームを終えたあとは武蔵五日市駅周辺へ移動し、ボーイ隊と合同で閉会セレモニーを行いました。

秋には、自分たちが植えた苗が大きく育ち、黄金色の稲穂になっていることでしょう。収穫の日を楽しみにしながら、武蔵五日市を後にしました。

まずは代表的な追跡サインを覚える
「あった、あった」
「こっちの方向だね」
終わりのセレモニー

おわりに

泥だらけになりながら田植えに挑戦し、午後は追跡サインを頼りにゴールを目指したスカウトたち。ビーバー隊、カブ隊、ボーイ隊あわせて90名あまりが参加した合同行事となり、新しい仲間の入隊もみんなでお祝いすることができました。

自然の中でたくさんの体験をしながら、お米づくりの苦労や仲間と協力することの大切さを学ぶことができました。

カブ隊リーダー間では、数日前から天気予報を見ながら、「このタイミングで雨が降ったらこう動こう」という相談が繰り返されました。「そなえよつねに」というボーイスカウトのモットーが生かされたおかげで、楽しく活動できたのだと思います。準備の大切さを改めて感じた活動でした。

ビーバー隊、ボーイ隊もみんなで集合写真